友達の南さんがマレーシアに作った焼き鳥屋さん。それが鶏鬨!

鶏鬨は2回目の訪問です。鶏鬨があるモントキアラは観光者にはちょっと不便な場所。モントキアラは駐在員が多い住宅エリア。旅行で行く場所じゃなくて、働く日本人が住んでいるエリアです。
南さんとは、昔に同じ会社で働いていて、いまはスーパーコンシューマーというサイトで一緒にモノ作りをやっている。マレーシアに家族で移住した彼が、「マレーシアでも何かやりたい!」と思って始めたのが焼き鳥屋でした。この店に行くのは毎回楽しみです。
なんでかというと、この焼き鳥屋ができる前から知ってるんです。
鶏鬨ができるまで
3年ぐらい前。2014年かな。東京での打ち合わせのあと、一緒に晩ご飯を食べに行きました。
「今日は何を食べましょか。焼き鳥でいいですか。フルヤ君も一緒に。」
南さんの会社に採用されたフルヤ君を紹介された。
「フルヤです。よろしくお願いします。」
南さんが注文した焼き鳥はなぜか1本だけ。皿の上で、届いたセセリを串から外して、箸で口まで運んで、丁寧に味わってる。
「ジューシーですね。」
フルヤ君も噛み締めながら食べてる。
「香ばしくて美味しいですね。」
僕も感想を言わないといけない空気感…。
「実は、マレーシアに焼き鳥屋を作ろうと思ってるんですよ。」
そんな驚きの告白を聞いて、その日は焼き鳥屋を3件ハシゴした。食べ比べてみると結構味は違ったけど、3件目ではお腹がいっぱいで、味がよく分からなかった。フルヤ君はお昼も焼き鳥だったそうだ(笑)。それからは、彼と会う度に焼き鳥屋をハシゴした。
そして、焼き鳥が嫌いになった(苦笑)。
その後、フルヤ君は、焼き鳥屋に修行に行き、1年後に鶏鬨がオープンした。あれからもう2年以上経つ。お店ができるまでの道のりを知ってると、見え方が違う。
鶏鬨の店内
鶏鬨はもうたくさんの従業員を抱える人気店です。

「いっらしゃいませー。」
今日もミャンマー人が元気に呼び込みをしている。

ミャンマー人が半年前より日本語が上達していて驚く。アジア人がテキパキ働かないわけじゃない。環境と教育なんですよね。日本のコンビニで働いている外国人もテキパキ働いてますもんね。鶏鬨は接客がしっかりしています。南さん曰く、接客がなぜ大事なのか、毎日のように朝礼で説明してるそうです。

このお店は、マレーシアに住む富裕層向けのお店。だからマレーシアの物価からすると値段は高め。日本で焼き鳥を食べるのと同じぐらいの値段。RM(リンギット)は約30倍です。
お客さんは、中国人、マレー人、日本人。仕事をしっかりしてて、日本クオリティを求めるお客様に、日本クオリティの味とサービスを提供する。

焼き鳥は日本と同じ味です。メニューも豊富で美味しい。毎回新メニューが増えていってるので、注文する時はオススメを聞くのがいいと思う。

ミャンマー人の接客が好印象。頑張ってる。

厨房はアジアから来た人達。いろんな国の人がいる。
焼き鳥屋を作った南さんも凄いけど、現場でマネジメントをやってるフルヤくんも凄い。こういう若者がその後どうなるのかも興味津々です。

焼き鳥が食べたいときは是非行ってみて欲しいお店です。お店でフルヤくんを見かけたら、話しかけて聞いてみてください(笑)。